上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

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第2回地域座談会 ~今泉地区社協の取組み~

2022.12.4(日)
一昨昨日(11月30日)の金曜日、ストンと陽が落ちて辺りがすっかり暗くなった中“今泉地区交流センター”に到着しましたら、開会前からワイワイと明るい雰囲気が外に漏れ出すほど場が温まっておりまして、今回も市社協の藤Kさんから「第2回地域座談会」の開催情報をいただいたお陰様で再び今泉地区の皆さんの取組みを学ぶ機会が得られ、本当にありがとうございます。

また、今泉地区福祉協議会の会長さんには、毎度の飛び込み訪問ながら取材並びに情報発信にご理解ご協力下さいまして、深く感謝申し上げます。

さて、この日の地域座談会は前述したとおり「第2回」です。
6月29日に行われた地域座談会(※)では「住みよい地域づくりについて」をテーマに話し合われ、「消防団の人員・後継者不足」、「交通指導員の後継者不足」、「介護」、「ゴミ捨てマナー」などなど多くの現状と課題が洗い出されましたが、その中でも意見が一番多かった「買い物」を次回(第2回)のテーマにすることが決定いたしました。


そして迎えたこの日の「第2回地域座談会」では、冒頭に市社協の藤Kさんから“前回までの振り返り”の中で、9月から10月にかけて行われた「買い物アンケート」の結果が紹介されましたが、私が驚いたのは、自分で食料品を買いに出かけている方の中で「バス利用」という回答が多かったこと。ただ、行く時は身軽でも、帰りは買った品物を抱えて来るワケですから、バス停からの家路は正に「行きはよいよい、帰りはコワい」ではないでしょうか・・・🚏🚌

一方、「誰かに買い物に連れて行ってもらっている」の内訳を見ると、「子供や家族」の他に「隣近所」という回答があり、きっと「買い物に行くばってん、一緒に行かん?」とか「用事のあるとなら私も行こか?」とか、不便で身動きが取れなくならぬよう慮っているのでしょうね。

そして、「自分で買い物に行きたい」と回答された方が圧倒的に多く、また、「買って来てもらいたいか?」の問いにも「自分で買いに行きたい」、そして、「移動販売があれば利用するか?」には「利用したい」という回答が顕著なことからも、「店に行く」ということが叶わないとしても「商品を自分で手に取って買い物をしたい」という思いの強いことが改めてよく分かる結果でした。

というワケで、ここからは市社協のO谷課長・竹Dさん・N村さん・生活支援コーディネーター(SC)のS内さんが各テーブルに付いたら、『買い物支援』について「どのような支援ができるのか」、そして、「地域でどう取り組むか」を考えるグループワークがスタート💨

前述した“振り返り”の中で紹介された「買い物アンケート」の結果について気になったことが幾つかありました。

それは、「その他に何か困っていることはありませんか?」という問いに、「通院の際に、ひとの世話になっているので気の毒だと感じている。」、「買い物ついでにドライブして欲しいが子供に遠慮して言えない。」という“心苦しさ”や“葛藤”・・・もしかしたら“呻吟”という方がその気持ちに近い場合もあるかも知れませんが、「お願いする」という立場からすると、一番身近な「家族」に対してすら「申し訳ない」という思いを抱いてしまうんですよね・・・😢

じゃぁ、「他人」なら尚更に気を遣うでしょうと思うのですが、そこは「遠水は近火を救わず」の諺のとおり、遠くにいる家族より近くにいるご近所さん。アンケートの回答が示すとおり、隣近所を支えるということが「当たり前」に行われていて、日々に窮することなく暮らしていると分かりました。

ただ、「買い物に連れて行ってもらってる」とか「買って来てもらってる」と「買い物アンケート」に回答があるとおり、ご近所さんは心強い「暮らしのサポーター」なんですね~と思う反面、「手伝ってもらって気の毒だと感じている。」という「有り難い < 申し訳ない」的な思いもあるようですので、この“蟠り”のようなものを解消できる方策が見つかると嬉しいですね。

あら、30分なんてあっという間🕗
もう絞っても何も出ない・・・というグループも、まだまだ湧き水の如く溢れて来る~というグループもあろうかと思いますが、話し合った内容のお披露目タイムとなりました。
「知十の発表を聞いてから、変えんとな。」と突かれて、まずは4支部からの発表🎤

「地域で取り組むこと」については、「ゆめマート©や生協©のカタログ販売」は有用ではあるが、文字が細かく読みにくいため購入を手伝ってくれる人が必要。また、バスで買い物に行く方のために行政から幾らか助成があると、利便性の高い分だけ高額になるタクシーより気軽に外出ができるのではないか。そして、そのバスも路線によっては一日数便というものがあるので、どうにか考慮して欲しいという切実な要望も出されました。
そして、「スマホの使い方のレベルアップ」を今のうちから取り組んで、LINE©やお店のサイトからスマホに届いた特売のチラシを「ポチッ」と押すだけで買い物が出来る、ということが5年後、10年後にもできるように備えるのも大切、という妙案も紹介されました。
続いて「どのような支援ができるのか」については、「(買い物等に)乗せて行って欲しいと言ってもらえたら乗せやすいが、乗っていかない?とはなかなか言いにくい。」といいう意見があり、これは「乗って行かない?」と声を掛けて事故などに遭った場合、善意で乗せた側が被るであろう諸々のことを思うと、それは当然だよねと感じてしまいます。

次は、3支部からの発表です🎤

「独り暮らし」や所謂「買い物難民」的な方が他の支部よりは少ないながら、以前は魚のみの取り扱いだったが最近は頼めば他の品物も持って来てくれるという「高戸鮮魚」の移動販売が暮らしの助けになっているものの、「惣菜」の購入がままならないので、商品の充実が図られれば更に助かる、という発表がありました。
私は、天草市へ行く際に“米の山IC”から上(松島有明道路)に乗らず大浦を回る旧道(国道324号線)で向かうのですが、有明町に入ってから程なくして「高戸鮮魚店」と看板を掲げたお店を見ますので、もしかしたら楠甫にあるあのお店から来ているのかも知れません🐟

続いて「地域で取り組むこと」については、支部エリア内に10名ほどいる『買い物支援』を要する方々は、近所に住む家族や身内が買い物を届けてあげたり、隣近所の方や友人が買って来てあげたり、という風に支えられているため今は喫緊の課題ではなく、またこれには、遠方に住んでいる家族が定期的に訪れて面倒を見ているというのも一助となっている、と紹介がありました。

と、ここで質問!と手が挙がりました✋

知十の区長さんが、「以前、高戸鮮魚は演歌を流しながら来てたけど今も同じ?」と尋ねましたところ、間髪を入れず「家にいないから知らないんだって!」と今泉地区社協会長さんの“大ナタ”で一刀両断っ⚔
・・・地域座談会の第3回があるとしたら、叩けばホコリが出るかどうかその辺の追求をしてみるというのも興味深いですが、参加者多数から出たホコリがこの部屋に溢れても困りますのでそれは保留として、ではおしまいに1・2支部の発表を🎤

「では、重鎮が出て来て“トリ”を務めます。」と言いながら登壇した事務局長さんに、ドッと笑いが起こり、更に「知十のせからしかけん、テキトーにします。」と畳みかけたと思ったら、急ハンドルが切られて「どのような支援ができるのか」と大真面目に発表が始まりました😅

支部は違えど同じような環境にくらしているため、生協や高戸鮮魚店を利用して生活している、というのは先にあった発表と同じ。
そして、「これからどうして行くか」について、「積極的な関与」よりは「見守る」という姿勢が「今」はいいのではないか、という意見がありました。
例えば、「買い物に行った先で見かけたら、乗せて帰って来る。」という風に、「気付いたら」とか「思い付いたら」というくらいの“気負わない支え”をするのが互いの負担にならずいいのでは、と一案が示されました。
また、利用者が多い「高戸鮮魚店」には、行政からの後押しで食料品だけでなく日用品の販売も行ってもらえたら地域の支えになる、また、バス利用者が多いため、「ゆめマート©」への買い物に行くためのバスルートがあれば、危険な国道を歩いたり横断することなく安全も保たれる、という意見が上げられました。

私は、バスを利用する機会がほとんど無いため、どのようなルートで走っているのかまるで知りませんでしたが、同様に「あっちゃは行かんのか!」と驚く会長さんに、「あっちゃ回ったら、明後日になるもん!」と今度は事務局長さんの“バズーカ”が炸裂🚀したところで、全てのグループからの発表が無事に終わりました。

事務局長さんが、「まとまらんのが“まとめ”」とまとめられました(笑)が、意見や対策がまとまれば誰も苦労はしないと続けられた事には、皆さんも大きく頷いていらっしゃいました。
また、「今泉の中に、自分たちの周りにこのような課題がある、ということを常々頭に入れておくのが大切」で、それだけでも「地域座談会」の意味があるのではないか、とこのような機会を評価しつつも、若い世代に理解を促すのは容易ではないので、食事の時に、一杯飲む時に、その“ついで”に「地域の課題」を家庭でも話してみることから始めてみてはどうだろうかという提案にて閉会となりました。

今泉地区社協会長さんはじめ地域座談会に参加された皆さんには、日ごろから私の地域の勉強にご理解ご協力いただき、また、この日も第1回に引き続き臨席させていただきまして重ねて感謝申し上げます。

※6月29日に行われた地域座談会については、以下のリンクからご覧いただけます。なお、6月23日から30日まで開催したものについて記していますので、今泉地区社協は後半までグリグリとスクロールして下さいませ。

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