上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

地域おこし協力隊活動と上天草の魅力を発信します

歯医者さんが教える本当のこと ~介護予防講座@亀の迫よろうかな~

2022.11.22(火)
先週の金曜日(18日)、朝から龍ヶ岳で行われた「上天草市ゲートボール協会主催市民大会」の取材で撮りまくった写真データを一先ずパソコンに移し、撮影機材を整えて向かいましたのは大矢野は亀の迫の“かよいの場”「亀の迫よろうかな」。講師に「医療法人モクセイ会 としなが歯科・矯正歯科」(以下、「としなが歯科」という。)にご勤務されている歯科衛生士さんを迎えて「介護予防講座『口腔機能』」が行われるということで、見学をしてまいりました。
「亀の迫よろうかな」の皆さんとは、昨年(2021年)4月の取材(※)以来のお久しぶりのため、現地で合流した高齢者ふれあい課のK原さんと共に公民館へと上がらせていただいたものの、皆さん「キョトン」という状態・・・ええ、1年半以上も皆さんの顔を見に来ない私が悪いんですよね、はい😩・・・と、凹んでるヒマはありません、“かよいの場”参加者以外にも講座開催の声を掛けているとのことで、区長さんはじめ12名の皆さんがお集まりになるという盛況ぶりに高揚感アップ⤴⤴⤴

講座開始に先立ち、区長さんに司会を指名された方からは「違う用事で来たんだけどな・・・💦」と困惑気味な様子とは裏腹に、立て板に水が如く講師の歯科衛生士さん、そして、高齢者ふれあい課のK原さんと私のご紹介をいただきましてありがとうございました😊

続いて、高齢者ふれあい課のK原さんからは、「介護予防講座『口腔機能』」の受講希望を募った際に手を挙げられた「亀の迫よろうかな」の皆さんへ、そして、“かよいの場”には参加していない方々も集まられたことに感謝が述べられた後、「としなが歯科」から臨場された歯科衛生士さんにマイクが渡されまして、講座の始まり~🎤

「歯医者さんが教える本当のこと」と題された本講座は、一つ目に「残っている歯が多いと医療費がかからないって本当!?」、二つ目に「歯周病もコロナも同じ感染症!?」、おしまいの三つ目は「お口の衰えが介護につながる!?」というテーマに基づき「お口の健康が医療費や全身の健康状態にどう影響するか」にいついての解説が前半に行われ、そして、後半は皆さんと一緒にお口の体操を行う、というプログラムで進みます。

「ほぉー」「へぇー」と講師のお話にナイスなリアクションするばかりでなく、画面狭しとウヨウヨ動き回る「歯周病菌」に苦い顔をし、痛か時だけ歯科を受診する方の「自分の歯を失いつつ400数万円」というお話には目を丸くするなど、好感触でプログラムは進みまして、ここからは皆さんでお口の体操の時間⌚

というワケで、私もフェイスシールドを配りに回りましたら、あるご婦人から「あなた、前に写真を撮ってくれた人でしょ?」と言われまして、「はい~、テレビの前で一緒に踊りましたよね~💃」と印象深かった「昭和歌謡ダンス」(仮称)でお応えしましたが、私を覚えていて下さったことに深く深く感謝でございます😭

「ベロ(舌)」を出したり、上下左右に突き出すことなど、滅多にする機会はないでしょうが、「くまもと笑顔でよかよか体操~口腔機能編~」のDVDの中で、ばってん城次🄬氏が言っていたように「ぐるんぐるん」と舌を回すことによって、「舌」だけでなく「口」や「頬」の筋肉がしっかりと動かされるというのは、「オーラルフレイル(口腔機能低下)」の予防にはとても大切なことですので、意識的に行うようにしてみましょう👄

「スプーンの背中側をベロ(舌)に置き、ベロ(舌)とスプーンで押し合う」という体操では、ドリフ®のコントよろしく「う“ぇーーーっ🤮」と吐き真似するばってん城次®氏やキンキラ一太®氏のオーバーリアクションに大笑い🤣
私は、口の中に「何か」が入る前のその「雰囲気」だけで「う“ぇーーーっ🤮」ってなっちゃいますんで、このキモチはとっても分かります😅

さて次は、頬っぺたを膨らます体操ですが、唇の上下を膨らませるのはチョット難義した方もいたようですね。

続いては、「唾液腺マッサージ」です。
年齢を重ねると噛む力が低下し、唾液の分泌量も減少してくるものですが、唾液は、食事の際に食べものを飲み込みやすくする効果があるため、分泌が少なくなると食べものが塊りにならず気道へと転がってしまう「誤嚥」を引き起こす可能性が高くなるそうです。

いつでもどこでも出来る「唾液腺マッサージ」は、食事の前に行うのが特に有効とのことでしたので、「サラサラした唾液」を出して美味しく食事をいただくためにも、是非クイックイッと優しくマッサージしてみて下さい👍

おっ?皆さんに「ピロピロ(吹き戻し)」が配られ始めましたよ~📯

この「介護予防講座『口腔機能』」を取材させていただく度、「ピロピロ」は色んな意味で素晴らしいアイテムだよなぁ~と感嘆する次第で、まず手に取って「懐かしか~」、そして、咥えて更に「懐かしか~」、皆さんで「ふぅーーーっ」と吹いて「懐かしか~」の大合唱(笑)
と言うのはアレですが、「5秒間吹き続ける」というのは結構なしんどさですし、油断するとむせ返ってしまいますので、気を引き締めて臨まなければいけません。

「こんなはずじゃなかった💦」と思った方、「ボロボロになるまで使い倒すわ🔥」と心に決めた方、ピロピロという“懐かしアイテム”で現実と課題が見えたら、締め括りは「パタカラ体操」
「きらきらぼし」の歌詞は皆さんご存知のとおりですが、「きらきらひかる~」を「パパタタカカラ~」のように「パタカラ」に置き換えて皆さんで大合唱です♪

さて、「残っている歯が多いと医療費がかからないこと」、「歯周病もコロナも同じ感染症ということ」、そして、「お口の衰えが介護につながること」について学び、その「お口の衰え」の予防と回復のために「お口の体操」をしていたらあっという間にお時間となりまして、K原さんが「質問のある方・・・」と見まわすが早いか区長さんから「シャキッ!」と手が挙がりました✋

区長さんは、講師に対する謝辞を述べられたあと、「『歯周病菌は感染する。』ということが分かり、また、孫に自分の箸で食べさせていたら娘にえらく叱られたことの理由もよく分かった😅」と苦笑されながら仰っていましたが、適正な口腔ケアによって歯周病菌が“悪さ”をしにくい環境を作ることが出来るそうですので、色んな意味でとてもいい勉強の機会になりましたよね🦷

私も、娘たちからは強く言われていながら、自分の皿にあるものを解したり細かくしたりして「あーーーん」と孫の口に運びそうになるのを「はっ( ゚д゚)ハッ!」と気付いて箸を戻すことがよくありましたが、本講座で「歯周病菌」は「心筋梗塞」や「脳梗塞」を引き起こす要因のひとつであることを学んだことを各々活かしてまいりましょう!

シメでは、司会を担われた方が「歯科衛生士さんと40年前に会っておけば良かった~📢」と切り出されまして、こ、これは「待ったーーーっ🐳」と誰かが飛び込んで来るのでは?と思いきや、「今日の講座のようなことを教わっていたら、歯を失くさずに済んだのに・・・。」という自省の念が溢れたご様子・・・。
ですよね~失くしてから大切さに気付くことばかりですよね、人生って・・・ということで楽しく有意義な「介護予防講座『口腔機能』」はこれにて終了

さて、今回の記事をお届けに、来週また訪問させていただかなくちゃ~と確認しましたら、“かよいの場”の活動は休止中ながら講座受講のために集まっただけで、来週からはまたお休み・・・ということだそうでとても残念です。
が、アンテナを高く張っていますので、活動再開の折には皆さんに会いにまた訪問させて下さいね。その日を楽しみにしております🍀

※昨年(2021年)の4月に「亀の迫よろうかな」を訪問した時の記事は、以下のリンクからご覧ください。kami-amakusa.hatenablog.jp