2022.10.6(木)
昨日(5日)は、大矢野は維和地区の“かよいの場”「蔵々四郎会」にて、「熊本保健科学大学」看護学科4年生の学生さんたちが行う「健康教育」を見学してまいりました。
学生さんたちから見た維和や蔵々のこと、そして、気付きをどう伝えるのか、ということに触れることが出来る貴重な機会ですので、開催情報をいただいた日からとても楽しみだったこともあり、先ごろ(9月8日)ここ蔵々で行われた上天草警察署の署員さんによる「詐欺被害防止の勉強会」(※)の見学でもご一緒した地域おこし協力隊のY溝さんを見学にお誘いしましたら即答で手が挙がりまして、この日も学びを共にして来たという次第
「熊本保健科学大学(看護学科)」とのご縁は、昨年の5月に「地域福祉に携わる地域おこし協力隊」について当時の学生さんたちへの紹介や、同年9月には「新任(単老)会長・女性リーダー研修会」に併せて行われた健康教育「心と体の健康のために~自分に合った新しい生活スタイルを見つけよう~」を取材する機会をいただいたりしまして、指導者さんには今回も取材に快諾いただきまして感謝申し上げます。
さて、ポカポカ陽気で居心地がいいためかソファからお尻がなかなか離れず「窓際に寝返り打って~♪」とジュリーの歌が聞こえてきそうですが、「前の方がよく見えるけん」と促されるもどの椅子に座るかは「勝手にしやがれ」というワケで皆さん移動開始・・・でも、“しっくり来る場所”があるようで、右往左往と小移動を終えたところでいよいよ「心と身体を元気に!~コロナフレイルを予防しよう~」と題した健康教育の始まり始まり~👏
「熊本保健科学大学」看護学科4年生の皆さんは、以前「蔵々四郎会」の活動日を訪問していたそうで、“かよいの場”で収集したことや「蔵々四郎会」の皆さん始め維和地区の方々がどのような環境で生活されているのか等、幾つもの情報を重ね合わせ、そして、コロナ禍という趨勢の中でどう健康を保つのかについて提案が行われます。
私としては、学生さんたちが「蔵々四郎会」を訪問する日に取材アンテナが機能していなかったことが今となってはとても悔やまれます・・・📡
「向こう三軒両隣」的な支えのスタイルは、私も市内各所を訪問して強く感じるところです。ただ、この「当たり前」に存在する支えは、支えている人の存在で成立しているものの、支える人は「当たり前」に存在するものではありません。
支えている人も加齢しますし、支えている人だってケガや病気にもなります。支えている人も支えられる立場になる、恒久的なものではない、ということを再認識し「支えのカタチ」を作って・・・あ、長くなるのでこの話しは、また講話などの機会に😅
「腰を伸ばすことも大切」と学生さんたちに促されて椅子から立ち「ぐぅーーーっ」と腰を突き出す皆さんを撮りながら、「うんうん、私も孫の言うことは聞くばい👂」と心の中で大きく頷いたりしましたが、学生さんたちの「維和島でいつまでも元気で過ごしてほしい!」という思いは言霊となって皆さんのココロとカラダを動かし、もしかしたら、痛みも和らいだのではないでしょうか?
「生き活き体操」や「いきいき百歳体操」などで健康維持を図って来られた「蔵々四郎会」にとって「レクリエーション」は意外と新鮮なようで、学生さん手作りの「ホッケー」の競技説明が始まると皆さんから溢れるワクワク感が私にまで伝わります。
学生さんによる展示では、点数が書かれたエリアに止めるのが難しく感じましたが、ところがどっこい「真っすぐ飛ばす」というのが第一の課題のようで、皆さん四苦八苦💦
でも、「あぁ~っ💦」と天を仰いだり、ホッケーパックに見立てた紙皿が打った途端に宙を舞ったりとしながら、とても楽しそう😊
ここで、加勢に入った地域おこし協力隊のY溝さんが登場!
が、やはり「真っすぐ」というのは難易度が相当高めのようで、思うように弾けません・・・。
が、2巡目で地域おこし協力隊のY溝さんが「50点」を獲得し、ナウでヤングなパワーをもってチームの勝利に貢献しました🏆
健康教育の終盤は、「お口の健康」
まずは、皆さんご存じ、と思いましたら意外とそうでもなかった「パタカラ体操」から。
この「パタカラ体操」は、誤嚥を防ぐための代表的な体操で、口や舌を鍛えることで食べたり飲み込んだりする機能の向上を目的としておりますので、テレビを観ながら、お風呂に入りながら、運転しながら、いつでも簡単に行える手軽さもイイですよね👍
「お口の健康」の二つ目は、「早口言葉」
「何方か代表でお一人・・・」と学生さんが言うが早いか「蔵々四郎会」の代表者さんの手が挙がり、皆さんを代表して「生麦、生米、生卵」に挑戦🔥
からのカメラ目線で「どぎゃん」的なフィニッシュ・・・いつもありがとうございます、撮れ高はバッチリです👍👍👍
と、あっという間に時間は経ってしまい、バリエーション豊かな健康教育は「まとめ」の時間⌚
そして、「熊本保健科学大学」看護学科の学生さんたちが「蔵々の皆さん」を思いながら練りに練った健康教育は、「蔵々四郎会」の皆さんからの拍手で締め括られました👏
公民館の入り口には、学生さんたちが肌で感じた維和島について「海と山に囲まれた心やすらぐ島」と題して書き出した大判の用紙が展示され、そこには、健康教育のなかでもあった“糖分タップリの清涼飲料水”たちが皆さんに買ってもらうのを今か今かと待っている「自動販売機」の位置がプロットされていて、これらは梅の木や千束、下山などに多く点在していることが“ド直球”で視覚的に認識できます。
また、食事の一例を切り取った写真をランチョンマットに乗せるというアイディアが目を引きまして、ディスプレイひとつで情報の入り方が違うことに気付かされました。
アンケート終了後、「蔵々四郎会」の代表者さんからは、「今回のレクリエーションをきっかけにして、“かよいの場”で取り入れられるものを探してみようと思う。」と感想と感謝の言葉が贈られました。
今回の教育のテーマは「コロナフレイルを予防しよう」でありましたが、不活発になるのは何もコロナ禍だけではありません。外出する理由のひとつとしても“かよいの場”というのはとても大きな存在意義があるワケですが、「体操して、終わったら、はい解散」というのが繰り返されれば、「マンネリ」が「活動の魅力低下」となり、やがて足が遠退くということもあり得ますので、代表者さんが仰ったように時々は「楽しみ」やイレギュラーなことを取り入れてみるのは活動を長く続けるコツかも知れませんね。
この日の締め括りには、「熊本保健科学大学」の指導者さんから、学生を暖かく迎えてくれたことへの感謝が述べられると共に蔵々に根付く支えの意識に敬意を表し学生さんたちと共に「蔵々四郎会」の皆さんへ拍手が贈られ大団円となりました。
ナゼか揃って腰に手をやって穴が開くほどマップを凝視するのは、高齢者ふれあい課のK原さんと地域おこし協力隊のY溝さん・・・😆
さて、夕方に他の取材があり、本件のまとめの着手は帰宅後になったため気付けば日付が変わっていてそろそろ瞼が開かなくなってきましたが、校外研修の最終日とお聞きしました本日6日には記事を再編集しお渡しできそうなのでひと安心であります。
「蔵々四郎会」の皆さん、毎度の飛び込み取材ではありますが、その度にご理解ご協力をいただきましてありがとうございます。
「熊本保健科学大学」の指導者さん、そして、意義深い教育をして下さった看護学科4年生の皆さん、取材のお願いに快諾いただきまして感謝申し上げます。ご期待に沿えない内容かと思いますが、写真多めということでご容赦いただければ幸いです(笑)
※「蔵々四郎会」で行われた上天草警察署の方々による詐欺被害防止の勉強会については、以下のリンクからご覧下さい。