2022.9.30(金)
昨日(29日)は、どんより雲が広がっていた朝から一転、爽やかな青色が高く広がる空のもと、大矢野は登立の“かよいの場”「本郷ふれあい会」を訪問してまいりました。
もう、下の写真を見て気付いた方も多いかと思いますが・・・そのとおり大正解🎯「医療法人モクセイ会 としなが歯科・矯正歯科」(以下、「としなが歯科」という。)にお勤めされている歯科衛生士さんを講師に迎えて行われる「介護予防講座『口腔機能』」の見学へと行って来ましたよ💨
本来、私の訪問スタイルは「石橋を叩かないで渡る」という“行き当たりばったり”なのですが、実は、先週「本郷ふれあい会」を事前に訪問し代表者さんから本講座取材の許可をいただいておりまして、そんなイレギュラーパターンのお陰様でスルスルと入り込みましたら、既に高齢者ふれあい課のK原さんと1層SC(生活支援コーディネーター)のH足さん、そして2層SCのS崎さんの姿がっ😲ハヤカナァーーー
そして、この日は「上天草看護専門学校」の学生さんが見学に来られていて、としなが歯科の講師陣と高齢者ふれあい課のK原さん、SCさんお二人、そして私を含めると、「本郷ふれあい会」の皆さんと変わりないくらいのボリュームでした。
「歯医者さんが教える本当のこと」と題された本講座は、「残っている歯が多いと医療費がかからないって本当!?」、「歯周病もコロナも同じ感染症!?」、そして、「お口の衰えが介護につながる!?」という三つのテーマについて、「お口が生活とどのように繋がっているか」を教えていただける貴重な機会です。
定期的に歯科へ通院しメンテナンスを継続されて来られた方は「自分の歯を残して50数万円」、方や、痛か時だけ歯科を受診する方は「自分の歯を失いつつ400数万円」・・・という医療費の説明は、何度聞いても「う”っ!」となってしまいますけれど、「本郷ふれあい会」の方々の中には「自分の歯」を何本もしっかりと持っていると答える方もいらっしゃったので、私も孫に小遣いを渡せるように医療費を掛けない健康体でいなっくちゃな~と痛感いたしました💦
持病のある方~、通院されている方~👋
との問いに手を挙げた方がいらっしゃいましたが、特に「歯周病」は「糖尿病」とインタラクティブな関係にあるため、既に糖尿病の方は歯周病にならないように、また、歯周病の方は糖尿病へと向かわないように、努めなければいけませんね🦷
さて、座学がひと段落しまして、次は実技の時間です。
歯や歯茎の状態が悪くなると、美味しく食事が摂れなくなり、やがて栄養に偏りが出て来てしまい「低栄養」という状態に傾いてしまう・・・ということで、その傾向があるかを知ることが出来る「指輪っかテスト」を皆さんで実践
『ふくらはぎの一番太い部分が、両手の親指と人差し指で作った輪よりも小さく、隙間ができる場合は、低栄養状態が考えられる』ということですが、「本郷ふれあい会」の皆さんは如何でしたでしょうか?
フェイスシールドを装着してる間に、少年少女の頃にタイムスリップ出来るアイテム「吹き戻し」が皆さんに配られます🎺
「ぴぃーーー」と吹くのは容易いですが、「吹いたまま5秒間キープ⏱」というのを数回行うのは思うよりも“しんどい”ですけれど、プラスチックの吹き口をしっかりと咥えることで口元の筋肉が鍛えられ、リラックス効果があったりインナーマッスルのトレーニングにもなる腹式呼吸で無意識のうちに、あらまぁ健康💪
そして、しっかりと笑う、というのも大切なことですね😊
「あいうべ体操」、そして“かよいの場”の活動でも行うことがある「パタカラ体操」は、皆さんお手の物
そして、実技の締め括りは「唾液腺マッサージ」
唾液腺を刺激することで唾液の分泌が促され、「食べることや、飲み込むことが楽になる」ことは勿論、「会話がしやすくなる」、「口の周りの筋肉の緊張がほぐれる」などの効果もあるそうですから、テレビを観ながらでも続けてみましょう📺
「歯医者さん=痛い」というイメージは、「痛くなって歯医者さんに行った」という方こそ根強く残っているかと思いますが、「定期的なメンテナンスが出費(医療費)を抑えること」、「歯周病菌は他の病気の原因にもなること」、「口腔機能の衰えが介護につながること」等を本講座で学び、そして、歯医者さん側も「来院しやすい雰囲気づくり」に心を配られているのを知ることが出来ましたし、「本郷ふれあい会」の皆さんはこれからも「痛くなくても定期的に受診する」ということを重ねて、更に健康でお過ごし下さいませ🍀
さて、講座終了後の雰囲気がとても良かったものの、技量が不足しているためほんの少ししか収められませんでしたが、記事の締め括りに数枚を紹介いたします。
フェイスシールドを付ける時、アンケートが始まったとき、「上天草看護専門学校」の生徒さんたちが「ススーーーッ」と参加者の方々の傍に進み、補助やアシストを自然に行っていた姿に感銘を受けました。また、手元に資料がない方を見つけるや、間髪を入れず自らの資料を差し出したのも、印象深い行動のひとつです。
ご存じのとおり「看護」の「看」は「みる」という意味です。そして「目」と「手」で出来ているこの字は、患っている方々の苦しみを「見て、触れて」知ろうとするナーシングの根本を表すものだと私は思っているのですが、まさにお二人の学生さんは、皆さんと共に受講しながらも広い観察力を維持し、“見学者”だからと躊躇することなく「自分に出来る事」で積極的に関わりを持とうと臨まれていたのは私の目に素晴らしく映り、また、参加者の方々の表情がとても明るく楽しそうで、なんて良い時間なんだろう・・・とひとりでジーンとしてたのはココだけの話し。
「本郷ふれあい会」の皆さん、実に1年ちょい振りの訪問ではありましたが、皆さんの活動にまた触れさせていただきましてありがとうございました。そして、お届けした写真を綺麗に展示していただいき重ねて感謝申し上げます。
講師のとしなが歯科の衛生士さん、本件4回目の取材となりましたが、この先の講座も見学を計画しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。