上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

地域おこし協力隊活動と上天草の魅力を発信します

神代スピリット ~「心に生きる『わたしの宝』展」プレオープン~

2022.9.23(金)
本日は、姫戸町は神代自治公民館で行われる「心に生きる『わたしの宝』展」の開催(24日(土)・25日(日))に先立って準備の様子を取材に伺った17日(土)にお聞かせいただきた、「神代ん人たちがいつでも見に来られるように、21日から公民館は開けておくけん。」という神代自治公民館館長さんの思いやりに預かって再訪してまいりました。
そしてこの日の訪問は、「シェアリングエコノミー」活用による地域課題の解決を主業務とし、「地域のことを勉強したい!」という熱量に溢れ、今治タオルの最高傑作「すごいタオル」の如く学びをグングン吸収しまくっている地域おこし協力隊のY溝さん(※)にお声がけしましたら「是非に!」と二つ返事がありましてご案内させていただきました。

・・・そうなんです、「心に生きる『わたしの宝』展」の事業コンセプトや結婚式の写真に添えられた回想文などを読んでいると、ぐぐっと没入してしまうんですよね・・・準備の日に訪問した私が正にそうでした。

そして、これらの回想文は、神代自治公民館館長さんが一戸一戸を協力依頼に訪ねて歩き、「書ききらん」という方からは要点の聞き取りを行い、浄書したものを再度訪れて確認を受けて・・・という莫大な作業の上に出来上がったものと本日お聞きいたしまして、地域のことを想うそのキモチの深さには本当に頭が下がります。

また、写真と回想文を一枚にして「文集」にまとめる準備も進めていらっしゃるとのことで、仕上がりを拝見させていただくのがとても楽しみでなりません。

神代自治公民館館長さんが“館長さん”に就任してからは、それまでグラウンドゴルフにばかり注がれていた助成金を「本当に困っている方々の福祉」へと舵を切って来たそうですが、お聞かせいただいたお話しに隠れたご苦労は計り知れないものと思います。

旗振りをする人や先頭に立つ人は、組織においてはその役柄から孤立しがちな部分はあるかも知れませんが、殊更地域にあっては“孤立無援”で物事を前へ進めることはできませんし、信用や実績はもちろんながら、カギとなる「為人(ひととなり)」は大きな部分を占めると思います。
そして、ひとが二人集まれば、ひとりの時にはなかった“反りが合わない”という現象が起こり得るワケで、神代に限らず数百人の暮らしがある地域が“一枚岩”になることは決して容易ではなく、というより、それは到底無理なお話しですから、どこかで“落としどころ”を見つけたり“見切り”を付ける必要があります。

しかしながら、今回の「心に生きる『わたしの宝』展」の開催に思うのは、前述のとおり地域の方々の協力を取り付け、そして、それを前に進めるために何度も各戸を廻った神代自治公民館館長さんのご努力が地域を繋ぎ、そして、「あん人が言うけんな~」と賛同し協力を惜しまなかった「地域で作った展示会」なのだと改めて感じたところです。

私が展覧会(24日・25日)は都合が付かないため開放日にお邪魔させていただきましたが、度々の訪問を快く受け入れて下さった神代自治公民館館長さんに改めての感謝とともに、十五社宮の例祭開催に折には再訪させていただくお願いを申し上げ、レポートを締め括るといたします。

展示準備をされている様子は以下のリンクからご覧下さいませ。

kami-amakusa.hatenablog.jp

※地域おこし協力隊のY溝さんが紹介されております市のホームページのリンクを勝手に貼ります。

www.city.kamiamakusa.kumamoto.jp