2022.9.1(木)
本日は、夜長月の初日・・・と言えば、皆さんご存じ「防災の日」ですね。
これは、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に発生した「関東大震災」に因んで制定されたものだそうですが、コンセプトである「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ということと台風シーズンインということもあり、昨今は各地で「防災訓練」が行われる日でもあります。
・・・が、先日は珍しくぐらりと揺れはあったものの今日も穏やかな上天草、未明の雨は上がり青空に入道雲という夏の空が見えたのも束の間ひと頻りの雨を運んだ低い雲に響く遠雷を聞きながらやっと写真編集を終えましたので、まとめに入ろうかと思います。
その訪問先は、我が家の目と鼻の先にある前島の“かよいの場”「前島ひだまり会」。高齢者ふれあい課のK原さんからコロナ禍で延期になっていた「介護予防講座『口腔機能』」開催情報をいただきましたので、久しぶりの地域活動の取材へとすっ飛んで行って来たというワケです💨
本日の講師は、「医療法人モクセイ会 としなが歯科・矯正歯科」(以下、「としなが歯科」という。)に勤務されている歯科衛生士のおふたりです🦷
・・・実は私「としなが歯科」でのメンテナンスをサボっている身だったりするので、本講座の講師が「としなが歯科」から派遣されると聞いて「ん~😅」と躊躇したりもしましたけれど、やっぱり地域の皆さんが熱心に受講される姿に触れる方が意義深いですからね~😊
さて、本日は「歯医者さんが教える本当のこと~お口と生活のつながり~」をテーマとして、「残っている歯が多いと医療費がかからないって本当!?」に始まり、「歯周病もコロナも同じ感染症!?」、そして、「お口の衰えが介護につながる!?」と、何か聞いたことがある~とか、そうそう気になっていたの~という内容についてとても分かりやすく講義が進められました。
「バイキンがお口の中には、こーーーんなにたくさんおるとですよ!」と講師の方が指す画面には、手元の資料と違いウヨウヨとワラワラと動くバイキンが・・・受講されているご婦人の中には「ひぃ~😲」と仰け反る方もいたほど。
歯周病の原因菌は、「心疾患」や「誤嚥性肺炎」そして「糖尿用」など、全身に悪影響を及ぼすということでしたので、十分に気を付けなければいけませんね。
さぁ次は、耳から学ぶ講義から「口腔機能低下症」予防の実技ということで、受講生の皆さんに「ピロピロ」と「フーセンガム」が配られます。
・・・ところで、「ふーーーっ」て息を吹き込んだら丸まっている紙の筒がピロ~ンて伸びて吹き込むのを止めたらクルリンと戻るあの懐かしい玩具を「ピロピロ」と呼んでいた私は「吹き戻し」って言うのを今日知りましたが、皆さんは何と呼んでいましたか😅
「ピロピロ」「吹き戻し」の場合は吹き伸ばしたまま5~10秒キープ、また、「風船」を膨らましたり、「フーセンガム」は伸ばしたガムで舌を包み大きなフーセンを膨らませることが「口の周りの筋肉と舌の筋肉を鍛える」ことになるそうですから、テレビを観ながら、家事をしながら、思いついた時に気軽にできるのがいいですね。・・・もしかしたら、散歩しながらピロピロするのが前島スタイルになる日が来るかも!?
「口腔機能低下症」予防の実技のふたつめは、「あいうべ体操」👄
「パタカラ体操」を取り入れている“かよいの場”はありましたが、この「あいうべ体操」はお初・・・さてその違いは何かと調べましたら、「パタカラ体操」は『速い動きだけで構成』されているのに対して、「あいうべ体操」は『大きくゆっくりと動かす』という違いがあり、「あいうべ体操」の方が血行に改善がみられるそうで、また、舌を前後に出し入れすることにより唾液も出るようになり「口腔乾燥症=ドライマウス」が改善されるそうです。唾液が少なくなると本来の自浄作用が効かなくなり、口内炎や歯周病、虫歯、口臭などお口のトラブルにつながるそうですので、思いついた時に気軽にできる体操として取り入れるのがよろしいですね。
あっという間の1時間でしたが、たくさんの学びをいただいた中で「痛くなってから行く場ではなく、コミュニケーションの場」を「としなが歯科」は目指しているというのが印象的でした。
未だに歯医者と言えば、「キィーーーン」「チュィーーーン」と甲高い金属音と汗びっしょりの背中というイメージですが、それは「痛くなってから」足を運んだから齲蝕を削ったり抜髄したりとなった自業自得・・・でも今は「予防歯科」ってのがあるのですから、「いつも」の状態を知り「最善の状態」を維持するためにも、そして歯の衰えから老いを加速させぬよう、日ごろからのコミュニケーションを積み重ねにまた行かなくちゃ・・・と痛感した次第です。
「前島ひだまり会」の皆さん、毎度調整なしの飛び込み取材ではありますが、いつもご理解ご協力いただきましてありがとうございました。
また、講師をされた「としなが歯科」の歯科衛生士のお二人にも、突然の取材のお願いながら快諾いただきまして深く感謝申し上げます。
そして、高齢者ふれあい課のK原さん、松島エリア担当SC(生活支援コーディネーター)のS内さん、今後もよろしくお願いいたします。