2022.8.15(月)
当初予定していた8月4日(木)(旧暦では7月7日)の開催に向けて、地域の方々総出で鋭意準備が推し進められていた「第1回神代七夕祭り」でしたが、新型コロナ感染者の急増を考慮し延期になりましたのをご存じの方も多いかと思います。
しかしながら「中止」ではなく「延期」だったのは幸いなことで、これは、寸暇を惜しんでは公民館に集まり、または、各ご家庭それぞれで、地域総出の「七夕飾り」作成に勤しんだ皆さんの「想い」を無駄にしてはならない、という決心がされたことによるもので、さらに言えば、『自分たちの故郷“神代”に「生まれて良かった、住んで良かった」と言える魅力ある「まちづくり」を推進し、老若男女問わず総参加して楽しみ、願い事を短冊に託して幸せを祈るイベントを「神代の行事」として後世に継承して行きたい。』という神代自治公民館長さんはじめ運営委員会の皆さんたちの「想い」がカタチになるのが、計画していた時期より少し先になっただけ。
短冊が水に流れることで願いが届くのはありがたいことですが、行事の計画が水に流れなかったことは何よりのことです。
というワケで今回のブログは、開催が延期になった「第1回神代七夕祭り」の“準備”について紹介するのですが、姫戸エリアを担当する市社協のヤングマン坂T氏からの情報で準備間に何度か取材訪問させていただいたものの、お祭り当日の記事・写真に加えて、これらを掲載すると結構なボリューム感になる・・・という先ごろの反省と、やはり開催日の盛況はそれに至る準備の周到さがあってこそですので、“当日”の礎である“準備“の様子や関わった方々が積み上げた活動こそ知っていただきたい、という思いからです。
晴れて「第1回神代七夕祭り」が開催の暁には、こんなに多くの方々の尽力があったことをどうぞ思い起こしていただければ幸甚です。
先の写真2枚は、姫戸エリア担当SCのH本さんのリクエストで“ひだまりサロン”参加者の皆さんに「ボッチャ」を紹介するため訪れた時の様子です。
久々に訪問した神代公民館でしたが、入るや否や「え”?お祭りって来月でしたっけ?」と尋ねてしまったほど既に大量の飾りが作成されており、ステージを飛び出して吊るされていました・・・だってこの日は6月17日でしたからねぇ~😅
その後も何度か訪問したものの、上記のとおり当初開催を予定していた日から1ヵ月半以上前の段階で莫大な量の七夕飾りが出来上がっていたためか、じわじわと新型コロナ感染者数が増えていたためか、毎度カギが掛かっていた公民館でしたけれど、この日(7月21日)は窓が開いていたため「これはラッキ~🍀」と車を降りましたら・・・中にいらしたのは、先ごろ姫戸老人福祉センターで行われた「歌の祭典2022」にてトップバッターとして美声を響かせた方🎤
公民館での飾り作りは聞いていないと言われ、周辺で聞き込みをしているうちに神代橋の袂に数名のご婦人たちが終結しワイワイと情報が飛び交う中、あるご婦人が「あら、女ん区長さんが来たけん、あん人に聞いたがよかよ」と示した先には“かよいの場”「ほほえみ会」の代表者さん(笑)
何と、「これから(飾り作りを)やろうかなと思って。」という事で、飛び込み取材が叶ったという次第です。
「こん人の歌はな、姫戸で一番よ🎵」とイチ推しのカラオケを聞きながら、この日も七夕飾りがひとつまたひとつと仕上げられていました。
ところで、この日ご婦人たちから入手した情報によれば、お祭りの開催日が「8月4日(木)」から「8月7日(日)」へ変更になったとのこと。
そりゃ~一大事!と、さっそく自治公民館長さんに確認いたしましたら、休みの方が多くの人に楽しんでもらえるから、とのことでして、その際に教えていただいた「26日には、ひかり保育園の子供たちが飾りつけに来るよ。」という情報のお陰様で、また飛び込み取材を敢行してまいりました💨
可愛い子供たちを前にして、集まったご婦人たちの目じりが既に大きく下がっているのが分かります😊
神代橋に取り付ける竹は、自治公民館長さんはじめ男性の方々の手で飾りつけが進みます。
いやぁ~それにしても、ご年配の方々と子供たちがこうして同じ目的に向かって取り掛かっているという姿に触れる機会が少ない私としては“すこぶる”付きの感動しっぱなしで、コロコロ変わる表情やご婦人たちとの遣り取りなどとっても楽しく撮らせていただくことが出来ました📷
子供たちの結び付けた飾りは、こんなにも“たわわ”に🎋
一方、男性陣が飾り付けたものは、神代橋に掛けられ“モデル”として披露されることに✨
小さな手で飾りを結び付けた竹は、子供たちが通う「姫戸ひかり保育園」に飾るということで、慎重にトラックへと乗せられます🚛
改めて自分たちの飾ったものや願いを書いた短冊を探す楽しみに湧きそうですね~🎋🌟🤩
当日の取材のお願いにも関わらず、ご理解ご協力いただきました「ひかり保育園」の先生、そして、「予め了解を得ています。」という保護者さんの理解あって取材ができましたことを改めてお礼申し上げます。
さて、この日は「竹の切り出し作業」の取材で訪問いたしました7月31日(日)の朝です。
公民館へ着いた途端、「いゃぁ~すまんな、来てもらったのに。」と自治公民館長さんの第一声
・・・これまでの飾り作りや準備の様子から一変、ガラリと雰囲気がカラフルではなくなりまして、何事かと伺えば、「新型コロナ感染者が急増していることから開催の可否を相談する。」という事で、自主防災会や地区社協役員の方々が集合したところで、現状の再認識とそれを踏まえたうえで開催をどうするかにいついて意見が諮られました。
「地域の皆で準備したことを無下にできない。」、ただ、「この状況下で祭りを行うのが良いのか。」、「10月に行われる十五社宮のお祭りに併せるという案はどうか。」
「さてどうする?」とゼロベースで検討を始めると迷走することがあるかも知れませんが、「する、しない」、「するならこれでは?」と、現状を踏まえ最善の方策を提案する自治公民館長さんの言葉は柔らかな中に熱意がこめられています🔥
重い空気が漂う中、ポツリ「今はすべきでは無いだろうね。」と発言されたのを契機に同調する意見が連なり、「10月の十五社宮のお祭りに併せる」ということで総意がまとまりました。
さぁ、そうと決まれば肩を落としている暇は無いというワケで、竹の葉の枯れ具合を見越した切り出し時期のことや段取りについて、早速に話しが出始めました。
・・・いやぁ~まだ2カ月以上先のことだというのに、年齢を重ねても胸の奥に少年が住んでいるとやっぱりワクワクしちゃうんでしょうね👦
神代自治公民館長さん、そして地域の皆さん、お祭りの開催に向けて準備を進めて来たところに開催延期の英断となり、顔に出さずとも深~く気落ちされていることとお察しいたします・・・。
でも、「神代を離れても故郷を懐かしく思える地域にしたい」という目標を掲げ、「手をつなぐ、心をつなぐ、絆でつなぐ」をテーマに活動を積み上げていることがひとつのカタチになって行くことはとても楽しみではないかと思うところです。そして、準備期間が増えた分、楽しみも倍増!と既にキモチを切り替えられていることと思います。
私も「第1回神代七夕祭り」の開催を心待ちにして、撮影機材に磨きをかけておくといたします。
ミーーーン、ミィーーーン(訳:機材より腕に磨きをかけろ~)
さて、本記事のタイトル「段取り八分」は、「仕上げ二分」が続いて一括りの格言ですが、これはご存じのとおり「準備が8割できていれば、事前準備としては万端。あとは、物事を進めるのには2割の力でいい。」というワケで、言い換えれば、「物事を成し遂げるには、入念な準備こそが大切」ということですね。
これと同じような意味で「木を切り倒すのに8時間与えられたら、私は最初の6時間を斧を研ぐのに費やす。」と言ったとされるのは、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン。
「史上最高の大統領」や「奴隷解放の父」と讃えられる歴史的人物も、やはり「準備」の大切さを語っているようですけれど、ブログタイトルには長過ぎたので聞き慣れている諺に落ち着きましたが、つくづく毎度のタイトル決めに時間を要するのはアタマの痛いところです。
しかしながら、まずは、取材先で予備バッテリーを忘れたことに気付いたり、カメラ2台持ちで臨んだのにストラップを忘れてアタフタしたり、ジンバルの設定が現場で崩れてしまったり・・・アタマが痛くならぬよう「準備」にしっかりと当たるよう心掛けるといたします。