2021.12.21(火)
パァーーーッと青空の広がる朝🌞・・・というワケにはまいりませんが、それでも雨が降るよりは助かるよね~と感謝しつつ、松島は教良木にある“上天草市役所教良木河内出張所”へと車を走らせました🚙💨
ということで本日は、市社協姫戸支所のヤングマン坂T氏から「“門松づくり”があるそうですよ~🎍」という情報のお陰さまで、前回(※1)に続き取材の機会をいただくことができましたので、教良木の伝統行事についてご紹介いたします。
・・・と、早めに行動したつもりでしたが、出張所の駐車場では教良木地区社協会長さんや事務局長さんが既に準備を始めておられ、先日のグラウンドゴルフ大会(※2)の取材のお礼もそこそこに撮影開始ということに・・・📷
縁起の良いとされる“赤い実”をつける「南天」や「千両」、「万両」などは、お正月やお祝いによく使われ、南天は「難転」「成天」の意味に通じると言われ、また、千両、万両は「子孫繁栄」の象徴とされているそうですが、さて軽トラに積まれたこの実は一体・・・😅
“そぎ切り”に整えられた竹を採寸するチーム、引かれた目印に合わせて切断するチームに分かれた作業は見る見る間に進み、袴の準備もバッチグー👍となれば、制作現場となる教良木小学校へgo🚛💨
さぁ、小学校でも職員玄関前で据え付けにあたるチームと、砂場で土砂採取にあたるチームに分かれてて作業がスタート⛏️
と、この現場へ向かう際の動画を目下練習中の“ジンバル”搭載にて撮りましたので、走りながらの絵でもそれほど揺れが気にならないから後は体力勝負だね~💪とご一緒に痛感してみましょう🎬
そこからの画角は臨場感ありそう~!と、いいポジションからカメラを構えているのは熊日(熊本日日新聞社)上天草支局の支局長さん📷 さすがのアングルを押さえながら右往左往としてシャッターを切っていましたが、紙面を飾るのはどんな写真なんでしょうね~😊
「もぅちょっと右かね~、いや、左かね~」と、地区社協会長さんによる据え付けの点検をクリアしたら、竹を立てた土台は袴で覆い更に縄で固定するワケですが、滑らかで強固な縛着技術には昨年も驚かされました😲
ということで、そのスペシャルなテクニック・・・名付けて「匠の男縛り」を動画撮影いたしましたので、どうぞご覧ください🎬
“松”や“葉牡丹”、“南天”に“千両”などで凡その飾り付けが済むころ、「児童の皆さんは職員玄関前に集合して下さい📢」と校内放送が辺りに響き渡り、そろそろ児童たちが出て来る時間になりました🏫
門松づくりの締め括りは、教良木小学校で学ぶ児童ひとりひとりによる熊笹の飾りつけ🌿
地区社協会長さんや役員さんたちから笹の葉を受け取り、思い思いに仕上げを施します。
地域の皆さんで手作りした門松が、地域の子どもたちが通う学校に飾られる・・・何とも素敵な光景に今年も立ち会うことができ、とても嬉しい時間になりました。
翻って、この子らが自分たちの学校には毎年「門松」があるという“当たり前”の大きさに気付くのは、また、早朝から職員玄関前の植木の剪定をされていた内野河内の区長さんの背中に何かを感じるのは、まだまだ先のことかも知れません・・・。
でも、幼き頃を振り返る折、大切な日のひとつとして思い起こされることでしょう。
さて、老人会が小学校の唐芋掘りを支えたり、小学生が高齢者へ鉢花を届けたり、小学校の卒業記念に餅投げをしたり、と、私が訪問させていただいた地域の幾つかで“世代間交流”に触れる機会がありましたが、その昔には“当たり前”だった繋がりが難しくなっている昨今、「昔は~」と引き合いに出して今を嘆くばかりではなく、創意と工夫で“あの頃”の「手本」となるものを“これから”に継ぐ活動が市内各所で行われていることは、上天草の魅力の大きなものであると感じます。
そのひとつである教良木の門松づくりを見学する機会をいただきました、教良木地区社協の皆さん、教良木小学校職員の皆さんに深く感謝申し上げます。
※1:昨年の門松づくりの様子は、以下のリンクからご覧ください。
※2:先日のグラウンドゴルフ大会の様子は、以下のリンクからご覧ください。