2021.12.13(月)
冬至の22日まではまだ日があり朝は暗いし寒いしでなかなか布団から出られない、そしてまた本日は全国的に週の初めの月曜日😩・・・しかしながら、例年より随分と早く市街地も雪を纏った札幌とは打って変わって朝から爽やかな日差しが降り注ぐ上天草は何と穏やかなことか🌞
・・・という喜びを噛みしめながら軽やかにアクセル踏んで向かいましたのは、大矢野は維和にあります高齢者コミュニティセンター「維和会館」で開催される「地区社協役員勉強会」の見学でございます🚙💨
・・・とその前に、先週の金曜日(10日)は、「樋合永浦地区」と「上地区」で行われた勉強会を見学してまいりましたので、まずは「樋合永浦地区社協役員勉強会」の様子からお伝えいたします📝
私が漁村センターに到着した時は、“かよいの場”「樋合・永浦地区なでしこ会」の活動真っ最中で、活動再開の情報が頭からスッ飛んでいたことに大きく肩を落としましたが、お久し振りにお会いする樋合永浦地区社協の会長さんは、“かよいの場”「樋合・永浦地区なでしこ会」の代表者さんも務めておられ、指に数字を書いた軍手を付けて1から31まで指折り数えたり、“かたつむり”の歌に合わせて手足でリズムを取ったりと脳トレを先導されていました🐌
さて、“かよいの場”に参加されていた役員の方以外も揃いましたら、市社協の藤Kさんの進行で「樋合永浦地区社協役員勉強会」の始まり始まり~👏
地区社協会長さんからの昨年度の振り返りでは、コロナ禍の影響で諸行事が中止になった中でも工夫や精選を重ねて地域の草刈りや赤い羽根共同募金杯GGを実施したことなどが紹介され、また、来年の“どんどや”(※1)は“ぜんざい”を近い場所で配膳しようと計画されていることも述べられました。
地区社協についてのDVDを鑑賞した後は意見交換が行われ、配偶者やご家族の状況や悩み、また、ひきこもり防止策や課題などについて役員さんひとりひとりから発言があり、樋合永浦地区の実状と課題の再認識が図られました。
さて夕方は、大矢野老人福祉センターで行われた「上地区社協役員勉強会」を見学してまいりました。
上地区社協の会長さんには、10月にその様子を見学させていただいた“ふれあい茶話会”(※2)でお世話になっておりまして、ご挨拶に伺った際には市社協にお届けをお願いした写真や回覧板で回ったブログダイジェスト(No.7)の記事について喜んでいただけた声を聞けてホッとした次第です🍵
会長さんからは、上地区社協の活動の振り返りにて、コロナ禍で中止となった事業はあるものの、6月からは8箇所を対象とした“ふれあい茶話会”を開催し、新年にはGG大会を計画していることなどが紹介されました。
事務局長さんからの事業報告の後は、上地区社協の“ねらい”である「地域住民の“ふれあい”と“支え合い”を視点に事業を展開し『高齢になっても安心・安全に暮らしていける地域づくり』を目指す活動」の更なる推進に向けて、各役員から感想や意見などが活発に述べられました。
市社協のK口さんからは、「上地区の活動状況」についての各地区からのアンケート結果が紹介され、サロン活動の動態と参加者からの感想や課題、取り組んでいるイベントや生活支援などの状況が伝えられましたが、“かよいの場”や各種行事の参加者が増えず、10年後には上地区がどうなっているのか・・・という不安の声がある一方、資源ごみの収集日は人が集まりやすいため区民の健康状態や現状などを知る機会として声がけが行われているという明るいお話しもありました。
さて、上記ふたつが行われた金曜日から週が明けました本日は、冒頭のとおり「維和地区社協役員勉強会」を見学してまいりました。
会場が不案内のためSC(生活支援コーディネーター)の山Kさんに訊ねた“維和コミセン”は、“かよいの場”の「大桜いこかい」(※3)への往来で何度も通っていた経路のすぐ傍・・・市役所の維和出張所だと思っていた建物でした😅
維和地区社協の会長さんと、本日初めてお会いすることが出来ました。また、地域おこし協力隊として地域を知るための取材であることやその発信についてご理解をいただき感謝申し上げます。
地区社協会長さんからは、本勉強会で他の地区の活動や取り組みを知り、修正すべきは修正し、継承すべきは継承し、維和地区の住民のために還元されるものになるよう有意義な時間にしてほしい、という発言がありました。
市社協のT矢さんから「これまでの取組み」が紹介され、「下山」「千束」「梅ノ木」「蔵々」と同じ維和島ながら地区の“困りごと”に差異があるものの、それぞれに解決に向けた提案や動きもあり、また、課題も浮かび上がってきたことが皆さんに伝えられました。
さて、先週末から三つのエリアの地区社協役員勉強会を見学させていただきましたが、課題のベースは「少子高齢化」によるものが主であり、これは「樋合永浦」「上」「維和」に限らず上天草市、否、全国どの場所においても共通のことですね。
また、『住み慣れたところで年老いても住み続けられる』という仕組み作りも課題としてよく挙がりますが、これは何処かから持って来て据えるというものではなく、また“即席”で仕立てるものでもないため、組み立てには時間が必要になって来ます。
しかし、「支え」のカタチは、地域の特性が反映されるものですから、それをよく理解している“住んでいる方々”の「発意」と「熱意」こそが何よりも大切なものであり、それ無くしては成立も維持も出来ないのも明らかです。
今回の地区社協役員勉強会の見学を通じ、「上天草市地域おこし協力隊(地域生活ボランティア推進員)」としての残された時間でこれからも色々な地域の諸々のことを学び、“ヨソモノ”だから見えること感じることを少しずつ膨らませて行かねば、と改めて考えることが出来ました。
取材にご理解ご協力いただきました各地区社協会長さんはじめ役員の皆様に、この場にて改めて感謝申し上げます。
※1:樋合永浦の“どんどや”については、以下のリンクからご覧ください。
※2:上地区社協による“ふれあい茶話会”については、以下のリンクからご覧ください。
※3:大桜いこかいの活動については、以下のリンクからご覧ください。