上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

地域おこし協力隊活動と上天草の魅力を発信します

運動器機能評価における体力測定実技研修

2021.10.22(金)
本日は、上天草市役所松島庁舎で行われた「運動器機能評価における体力測定実技研修」を見学してまいりました。
さてこの「運動器」とは何ぞや?ですが、『身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称で、運動器はそれぞれが連携して働いており、どのひとつが悪くても身体はうまく動かない。』(引用:日本整形外科学会HP)というものです。
そしてこの「運動器」の機能測定により、介護予防プログラムに参加した方々の機能向上を評価しながら、より効果的なプログラム提供に繋げてゆく、というのが目的でありまして、県が利用の促進を図っている「運動器評価システム」の導入を市も予定しており、かよいの場等で行われている「体力測定」の方法を習得して統一した測定が行えるようにノウハウを学びましょう、というのが本日の研修会であります。

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講師は、天草リハビリテーション広域支援センター所属の理学療法士さんで、先日、湯島の“かよいの場”「あったかサロン」でも体操指導にあたった方です。
あら、湯島でそんなことがあったの?という方は次のリンクから船に乗って行ってみて下さいませ⚓

kami-amakusa.hatenablog.jp

そして参加者の皆さんは、市内各地域で活動するSC(生活支援コーディネーター)さんや在介(在宅介護支援センター)職員さん、“あっぷあっぷさろん”の指導者さんたちがお集りになりました。

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高齢者ふれあい課のY﨑さんから本研修の趣旨説明があり、講師の方からは運動器機能評価の概要とポイントについての説明が行われました。

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さて、座学でアタマが一杯になったら、次は実技で熱を放出する時間です。

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「開眼片脚立位時間」、「5m通常・最大歩行時間」、「Time Up & Go (TUG) テスト」、「握力」の4か所に分かれて、それぞれ実習スタート🚀

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「?」と感じたことはすぐに講師さんに質問して正しい実技を繰り返し重ね、実施上のコツや注意すべき点について書き留めている姿は真剣そのものですが、箸が転がっても可笑しいお年頃の皆さんですので、実習中はもう笑いが絶えません🤣
そして、こうして楽しそうに学ぶ指導員の皆さんたちが臨む現場は、さらにもっと楽しいことだろうな~と想像しながらシャッターを切りました📷

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ところで、測定するこの4項目は「バランス能力」や「移動や歩行の能力」、また「転倒リスク」や「筋力」などの指標になるもので、決して競ったり無理したりする必要はありませんよ。
自分の「今」を知り、介護予防プログラムを行った後どのように「改善」したか、健康寿命の延伸にどう繋ぐのかを考えるものですので、測定の際は、張り切ってケガしたり、どこか捻ったりしないよう、くれぐれもお気をつけ下さいませ。

さて、“運動器の健康・日本協会”のホームページによれば、運動器は、『人が自分の意志で活用できる唯一の組織・臓器』と位置付けられており、さらに、『運動器こそが動く生物(動物)の原動力であり、人はその運動器を活用して、立って、歩いて行動することから、次第にその能力を開発し、文明を発展させ、便利な世の中を築いてきた。』として、運動器は人が人である「原点」だとも記されております。
まぁ何処かには口だけは達者だったり、耳が遠いのに悪口だけは聞こえる、という方がいるのかも知れませんが、やはり「動ける」というのは「健康のバロメーター」でありましょうから、「百歳体操」然り、「グラウンドゴルフ」然り、そして各種の「レクリエーション」然り、ご友人の顔を見に出かける機会や、体を動かす機会へと足を運ぶことを大切にしてもらいたいと思います。

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