2021.9.21(火)
本日は、社協姫戸支所のヤングマン坂T氏からホットな情報をいただきまして、久しぶりに地域活動に触れることができる~🏃💨💨💨と鼻息荒く国道266号線を法定速度でスッ飛んで行ってまいりました。
さてその目的地は、姫戸町は二間戸(ふたまど)の“神代(こうじろ)自治公民館”、昨日の“敬老の日”から二日間の日程で開催中の「神代老人作品展」の見学という次第です🎨
そうだ、神代自治公民館って・・・と思い起こせば、「ほほえみ会」(かよいの場)の取材の翌週に写真のお届けで再訪した昨年12月8日以来の訪問、随分とお久し振りでございましたが、場所は足がしっかり覚えていましたので迷わずに到着することができました👍️
「こんにちは~☀」と言いつつ靴を脱ぎ、歓談中の男性諸氏に見学の旨を申し上げますと「よかよ~見てって~」と軽やかな声をいただきましたので、まずはぐるりとひと回り。
出展作品はと言えば、模型あり手芸あり絵画あり写真あり、そして、昔の農用具やブラウン管テレビなども並び、懐かしき頃を回想する場にもなっておりました📺
私のような世代が足を運ぶのは珍しいかったのでしょうか、それとも、撮影構図を思案しながら回っている姿が怪しかったのか、おひとりの男性が説明に来て下さいました👤
後で分かるのですが、この方は神代自治公民館の館長さんでして、昨年に続いて「敬老会」が中止になったため力作の“お披露目”の場を作って意気高揚の起爆剤にしたい思い、また、姫戸町の恒例行事「文化祭」では踊りや歌の発表会が占める割合が大きくなり“もの”を鑑賞する場が少なくなって来ているので展示と鑑賞の場を作りたかったという思いをお聞かせいただけました🔥
この文集「思い出の記」は、コロナ禍を鑑みて敬老会の開催を中止した昨年も発行されたそうですが、今年は「敬老の日を期に、大正、昭和、平成、令和と生きて来た自分の人生を振り返り、自分自身を見つめ直し、これからの余生をより楽しく、幸せに生きていくきっかけになれば」という発行に寄せる思いが綴られており、子供から老年の方まで幅広い層の喜びや哀しみの思い出が寄せられています📝
「宝くじを当てて、生まれ育った所に家を建てる。」と夢を語るじいちゃんの孫は、「そのうち僕が宝くじを当ててじいちゃんとばあちゃんの家を建てるので、それまで元気でいて下さい。」と夢を繋ぎます🎯
また、「どうしておじいさんとおばあさんは元気なんだろう」と、“ナゼ”という切り口から始まった子は、それは、雨の日でも楽しそうに買い物ができる「移動販売のお陰」と分析し、さらにそこで買った美味しい野菜や果物を食べているからだ、と何気ない文の中に心理学と栄養学の面で「健康のあり方」を綴ります🍀
・・・地域に住んでいるふたりの小学生が寄稿にしてくれるなんて、それを考えただけで胸が熱くなり、公民館の舞台の端っこで危うく“心の汗”が零れそうになってしまいました😭
左に並ぶ木板には「日支事変」と読める文字があり、このメダルはその戦の「従軍記章」のようです🎖️
「北支事変」や「支那事変」と何が違うのかについては個々にお調べいいただくとして、当初は“事変”と呼称するとおり“戦争”ではなかったものの戦局の変化に伴い“宣戦布告”が成され“戦争”に突入し、「大東亜戦争」という呼称に統一された「盧溝橋事件」に始まったこの“事変”は泥沼化の一途を辿るワケですが、「日本が制定した従軍記章の中では最も多く発行された」という記述がありますので、それだけ多くの方々が悲しく辛い思いをしたという事の証左なんだと思います。
先述した「思い出の記」の末頁、「自然と遊んだ少年期」と題した文が3枚に渡り綴られていたのですが、その内容は、幼いころから兄弟のように育ち遊んだ先輩後輩の名前が列挙され、遊び道具の拵え方、チャンバラや餌を採っての魚釣り、真っ黒になっての海水浴、そして、少年の目に映った劇場や旅館が立ち並んでいた故郷の姿・・・読んでいるとその絵が浮かぶような克明な記述に引き込まれました。
私に作品展の説明をして下さった方にこの驚きをお伝えしましたら、「それ、わたし」と苦笑いされてしまいまして、ここで、「親切に説明をして下さった方」が「神代自治公民館館長さん」に繋がったワケです😅テヘヘ
本日は、世代間交流と町で息づくカルチャーの芽を絶やさぬよう心を砕いている公民館館長さんからお話しを聞くことができ、また、多くの作品を拝見する機会になりました。
突然の訪問ながら、本作品展の写真撮影、そして、情報の発信についてもご理解いいただきまして、館長さんにはこの場にて改めてお礼申し上げます。
また、いつも意義深い繋がりの機会をいただく姫戸支所の坂T氏にも、深く感謝申し上げます。