上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

地域おこし協力隊活動と上天草の魅力を発信します

桃の節句 ~二間戸の春~

2021.2.19(金)

横殴りの風に小雪の舞った昨日とは打って変わって好天の本日、キラキラと輝く穏やかな海を横目に「釣りしてぇー🎣」というキモチを抑えつつ向かいましたのは姫戸は西川内、「ひな人形🎎コレクション」の展示を見学してまいりましたのでそのレポートをお伝えいたします。

会場は、上塩屋区長さんが炭作りをする敷地内に建っている小屋なのですが、なんと!それは区長さん自らが建てたというもの・・・軒下に囲炉裏まで設えたそのクオリティに思わず「え”?建築関係のお仕事ですか?」とお尋ねしましたら、奥様と一緒に大笑いされてしまいました🏠️(汗) 

さてその小屋の中を覗きますと、もう場所がありませんってくらいビッシリと並んでいるのは「雛人形」だけでも100体以上、それだけではなく、集め始めてから随分と経つという「土鈴」に「泥人形」に「着物」に「凧」に「独楽」・・・もうアレです、オッタマゲーです🤪

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圧巻

この画角の後ろ(私の背中側)にも「雛段飾り」などが展示されています・・・ってもう博物館化しちゃって下さいってカンジです🗿

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かわいい雛段飾りが迎えてくれます

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それぞれの歴史を醸しているようです

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「箱雛」というそうです

15日(月)に姫戸社協のヤングマン坂T氏に案内してもらい初めてコチラに伺ったのですが、実は昨日も訪れました・・・・・・屋根や畑に雪が残る中を無事に着いたのは良かったのですが、「不在にしてますが、ゆっくり見て行って下さい」と看板はあるものの雪を降らせた雲が広がる空は未だ暗く、午後の明かりがない室内は思ったよりイイ雰囲気💧・・・えーっと、魚眼レンズと全天球カメラを持って出直そう、うん、そうしよう٩(ˊᗜˋ*)و!と即断した次第です💨

そして本日、全天球カメラ「RICHO THETA S」で撮影した画像は下のものです。 ぜひ「2021.2.19雛飾り@上塩屋 #theta360」という文字をクリック(スマホはタップ)してみて下さい。 するとリンク先でデータの読み込みが始まりますので、100%になった後に表示される画像をマウスの右クリックをしたたまグリグリと回して(スマホはスワイプやフリックして)臨場感を味わってみて下さい。

どうです?すんごいでしょ~? あ、グリグリし過ぎて酔っちゃった方は、ちょっと横になってお休み下さい。

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ゴゴゴォォォ・・・

さぁこの場所ですが・・・ここ松島から国道266号線を南下し二間戸港の手前、はたはたと赤い幟が立っているT字路を右折、あとは「ひなまつり」と書かれた看板を目印に進めば大丈夫です・・・きっと(笑)
ぜひ、ドアを開けた途端ゴゴゴ・・・と押し寄せて来そうな雰囲気を体感しに、否、アンティークな飾り雛の数々をご自身の目で確かめに行ってみては如何でしょうか。

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曲がり角には親切な案内板

ところで、「おだいりさ~まとおひなさま~♪」という歌をご存じの方は多いことと思いますが、「お雛様」は一対で「内裏雛(だいりびな)」というものらしく、即ち、女人形を指すのは”お雛様”ではなく”女雛”が正しいようですね。
また、雛人形を飾る時に「え~左右どっちがどっちなの?」という「男雛」と「女雛」の置き方にふた通りある要因は、内裏雛が模しているという「帝」と「妃」の位置が昔と今では変わっているからのようです。
それは、平安時代の帝は妃の左側(向かって右)へ座っていたものの、現在の皇室では西洋式のルールに則り天皇は必ず皇后の右側(向かって左)に位置しており、この新旧の”しきたり”のどちらに従うかによって地方で違いが生じているということのようです。(「雛人形の飾り方と並べ方」(吉徳大光ホームページ)から一部引用)

お仕事中の奥様の手を止めてしまい申し訳ありませんでしたが、今日も快く対応いただきありがとうございました。
本日の写真と記事をお届けにまた伺わせて下さいませ。