上天草市地域おこし協力隊 ~北海道から移住してみた~

地域おこし協力隊活動と上天草の魅力を発信します

本格始動

2020.10.7(水)

本日から「上天草市地域おこし協力隊」としての活動を本格化いたしました上天草市地域おこし協力隊員の渕上(ふちがみ)です、改めまして。

と申しますのも、コロナ禍の真っ只中の移住でしたので、委嘱日(10月1日)の1週間前に熊本入りしたものの、不動産会社へ賃貸契約に行ったり少々の観光を隠密にしていた程度、そして委嘱受け後も1週間は息を潜めていてね、ということでジッとしていたのですが、それも本日解禁!!
これからお世話になる各方面へご挨拶に連れて行っていただきまして、本格始動となりました(*゚ー゚)

しかしながら、まず地域の名称が分かりませんし、どっちの方角へ向かっているのかも次第にチンプンカンプン・・・でも、各所でお目にかかれた方々が優しく言葉を掛けて下さることで心の平穏を取り戻した次第です。

午後からの「生活支援コーディネーター定例会」にも参加させていただき、各地域で支え合いを推進している方々の活動や課題などを聞くことができました。
今後は、生活支援コーディネーターさんたちと行動を共にして情報(潜在力や困りごとなど)を収集してゆくことになりますが、まずは”言葉”ですね・・・どうかこの”上天草1年生”を見かけたら、いつもよりユックリ話して下さいませ(;´▽`A``

さて、本格活動初日の業務を終えて、ふと海を眺めましたら「今日は焼けそうな気がする!」というような雰囲気がビシビシ伝わって来たので、ソッコーで出掛けました。

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蟷螂拳

で、ここらに自転車を停めて~と寄せたら、カゴの中に何やら動くヤツが・・・なんとジャッキー顔負けのホンモノが現れました!
せっかくの出会いなので、キラキラの海をバックに格好良く撮られていることなどお構いなしにコチラを威嚇し続けるジャッキーカマキリと暫しモデル撮影会を繰り広げることに・・・。

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sunset

そして・・・焼けてキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!

偶然にも、この同じ時間にこの同じ眺めを撮ろうとしている方がいたので、断りもなく景色の一部になっていただきました。
あのですね、撮影者ってシャッターを切る”テンポ”と言いますか”流れ”と言いますか、対象に向き合うその人だけの”空間”があるんだと思うんです。そんな、他から入り込んで欲しくない時間を邪魔するのは申し訳ないので、お断りしなかった・・・という長い言い訳でした(ノ∀`)σイウヨネー

それにしても、このそれだけでも素晴らしい眺めに「ひと」が入るだけで、こんなにもドラマティックになるのでしょうか。
勿論、私の撮影技術が優れていればもっともっと素晴らしくなるはずですが、遊歩道に伸びる影、構図を探る手、これらは「ひと」の存在感ならではの絵だと思いますので、とても幸運な時間を過ごすことができました。

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或る日没

まるで漁船が沈む夕日を追いかけてゆくようです。
明度を下げていますので見た目よりは暗くしてありますが、何だかずっと見ていられる眺めです。
一方、家路を急ぐ車の流れ、すれ違う年配の方もまるで気に留めない・・・この夕焼けを見慣れてしまって、というか、当たり前なのでしょうね。
きっと、北海道の暮らしの中で雪を見ても「うわ~真っ白」とか「一面の銀世界」といった特別感は皆無で、「なんも雪だも白いべさ」「なにが銀世界さ、はんかくさい」と一蹴するようになってしまうのと似たり寄ったりかも知れませんね。
でも、写真を撮るようになって「そうだね、ほんと銀世界だね」と感じる事ができるようになりました。そもそも、そんな環境に暮らしていたのですから「ちゃんと見ていなかった」ということになります。

今日のこの夕焼けは、昨日の夕焼けとは違いますし、明日の夕焼けとも違う。
繰り返しではない「今」を”当たり前”にしないように、そんな気持ちを少しだけ込めて、私はシャッターを切るようにしています。

と格好付けたのはいいのですが、惜しむらくはセンサー汚れ・・・この素晴らしい眺めを撮ることが出来ものの、丁度いい位置に映り込んでくれて、ホント台無しレベルでございました(T△T)ハンセー